【投資研究】FXスワップポイント投資 その3

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今回の研究テーマ
「高利回り通貨でのスワップポイント投資」
のつづき

 

前の記事までに
どの通貨ペアがいいか、どの証券口座がいいか
を調査してきました

前回の記事(その2)はこちら↓

 

その結果、MXNJPYを投資対象として検討をしようとなり
今回は、MXNJPYにフォーカスして一歩踏み込んだ調査をしました

 

 

1.証券口座を選ぶ観点は

MXNJPYのスワップポイント投資を行うにあたり
証券口座選びでは次のポイントを大事な観点として評価しました

 

スワップポイント

これは当然として必要な観点
収益の大きさを決める直接の要素となります

 

スワップポイントへの課税・非課税

前の記事で書いたとおり、スワップポイントに対する課税が
あるかないかによって投資効率が大きく変わります
課税の口座を選んでしまうとスワップポイント投資の大きなメリットが
得られなくなってしまいます

 

最小取引単位

最小取引単位が小さいほど、受け取ったスワップポイントの
再投資がしやすくなります
複利の効果を得るためには、受け取ったスワップポイントを
どんどん再投資していくことが重要になるため
なるべく短いサイクルで再投資を行うためには
最小取引単位が小さい口座を選んだほうが有利です

 

スプレッド

最初の記事でも書いたとおり、スワップポイント投資といえども
ある程度は売買を行いながら決済益も確定させていく必要があります
この場合、スプレッドが大きくなると為替差益を得にくくなるため
スプレッドの大小は資金効率に影響します

 

2.MXNJPYスワップポイント投資にはどの証券口座がよいか

ここまでに挙げた観点をもとに、証券口座を調査しました
結果はこちらです(2021/8月時点)

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青い部分はプラス評価の箇所、赤い部分はマイナス評価の箇所です

スワップポイントは2021年/7月の1ヶ月間、1万通貨保有時の
受け取りスワップポイント実績を1日あたり平均に直した数値です

また、スワップポイントが課税対象となる口座は表からも除外しました

 

スワップポイントの大きさではJFXとヒロセ通商が
頭ひとつ抜き出ていますが、最小取引単位が10,000通貨と
大きな資金が必要となっています
さらにJFXではスプレッドが0.8銭と他の口座に比べて
かなり大きく長く投資するとじわりじわりと効いてきそうです

 

スワップポイントが次点で大きなのはLIGHT FXとLINE FX
最小取引単位も1,000通貨から投資可能で
投資しやすいバランスのよい条件になっています

 

スワップポイントは小さいが特筆すべき口座として
SBI FXトレードの最小取引単位 1通貨というのが大きい特徴です
数円単位での投資が可能なため、受け取ったスワップポイントの
再投資がかなり行いやすい条件になっています

 

 

これらを踏まえて、

の2つの証券口座でMXNJPYのスワップポイント投資を
はじめることにします

 

まず、最小取引通貨が10,000通貨であるJFXとヒロセ通商は
大きなスワップポイントは魅力的であるものの
追加投資にはまとまった資金が必要になります

僕は積み立てにより資金を増やしていきたいと考えており
大きな資金が必要なこれらの口座では運用がしにくいと判断しました
また、受け取ったスワップポイントを再投資するサイクルも
長くなってしまうため複利のメリットを活かしにくい条件である
ことも対象外とした理由です

 

これにより、次点でスワップポイントが大きなLIGHT FXが
繰り上げ当選となりました

 

SBI FXトレードについては、最小取引単位の小ささに魅了を感じ
特別枠として採用しました

本命というよりは、実験的に再投資・複利がどれだけ
効いてくるのかを実験してみたいという狙いです

 

3.まとめ

「MXNJPYのスワップポイント投資をどの証券口座でやるか」のまとめです

  • 本命は、最小取引単位が1,000通貨であり、スワップポイントが比較的大きなLIGHT FX
  • 特別枠として、1通貨単位から投資可能なSBI FXトレードで再投資・複利の影響力を実験

 

1通貨単位から投資可能なFX口座があるというのは驚きでした

SBI FXトレードは積立FX用の口座もあり、新興国通貨でなければ
こちらの口座で取引してみるのも面白いかもしれません
ちなみに、積立FXはスプレッドなしというかなり好条件です
(残念ながらMXNJPYは取り扱い通貨ペアに含まれていませんでした)

 

3回に渡るスワップポイント投資のリサーチは以上です

スワップポイント投資のなんとなくのイメージは持っていましたが
リサーチして、実際に数値シミュレーションしてみることで
よりイメージが具体化されました

 

今回はMXNJPYを対象にしますが、RUBJPYも取引量が増えれば
証券会社から提示される条件がよりよくなり
さらに魅力的な投資対象になるかもしれません
こちらも引き続きウォッチしてみようと思います

 

このテーマの前回・前々回記事(その1)(その2)はこちら↓