【投資研究】FX口座を比較し「みんなのFX」に選びました
こんにちは
最近は自粛続きで外出もできず、週末も引きこもり
ちょうど、FX自動売買の設定をいじることもなくなり
やることがなくなると新しいことをやりたくなる
ということで、裁量取引にも興味を持つようになりました
今までデモトレードで少し練習していたものの
どうも自己資金ちゃんと使わないと時間の掛け方がまばらになってしまう
あと、デモだと資金管理全然気にしてない
— ブルブタ@両建スワップ・100万FXもはじめました (@bullbuta) 2020年5月15日
チャートの動き見て「増えた」or「減った」の2つの選択肢の中で生きている
定量的にいくらの利益を狙うためにいくらの損失リスクをとるのか、っていう数字のバランスの取り合いをしないとリスク管理の感覚つかないな
そんな意志の弱さもあり、実際に資金を使ってトレードをしてみようと決断
では、実際に取引するにあたってどこのFX口座がいいの?
ということで調査してみました
1.口座選びの観点
口座を選ぶ際に比較観点としたのは以下の3点
- スプレッド幅
- スプレッド提示率
- 約定力
「スプレッド幅」は言わずもがな、取引の際のコストの大きさ
あたりまえすぎるので説明は省略します
「スプレッド提示率」は、HPなどに掲載されているスプレッド幅を
どれだけ守ってくれるかの率
実際にトレードをしていると、掲載されているスプレッドより広い値で
約定してしまうということも起こるそう
(特に経済指標発表により大きく動く時や、主要マーケットがオープンしておらず取引量が少ない時にスプレッドが広くなりがち)
できるだけ掲載されたスプレッド幅を守ってくれる会社の方が、
想定外のコストを払わずに済むため、重要な観点と考えました
「約定力」は、いわゆるスリッページをどれだけ起こさせないかを見るもの
注文を出した価格と実際に約定された価格にGAPが生じてしまうと、
その分は損益に悪影響を与えてしまう
このGAPを小さく抑えられる会社ほど想定外の損失発生を防いでくれるため、
重視したポイントです
その他、スワップポイント、取引通貨量、利用ツールなども観点の候補として
考えていましたが除外しました
短期売買目的の口座なので、スワップポイントは不要
取引通貨量も、最初は1Lotから取引始めるつもりなので最低単位が1万通貨の口座でも問題ない
利用ツールは、他の会社のものも使えるので併用すればいい
というのが除外した理由です
2.調査対象会社の絞り込み
Googleで「FX スプレッド 提示率」で検索し、情報が取得できる会社を
比較対象にしました
スプレッド提示率はやろうと思えば情報操作もできてしまう数値
また、そもそも公表する義務もない数値です
この数値や、数値の計算方法をきちんと公表している会社であれば
対顧客へのサービス提供姿勢に問題ないだろうと考え
これらを公表している会社のみに絞り込みました
3.スプレッド幅
スプレッド幅では、SBI FXが主要3通貨ペアのいずれでも1位
ただし、この数値は1000通貨単位以下の取引にのみ適応され
1万通貨などのもう少し大きな取引になるとスプレッド幅は大きくなります
2位はみんなのFX
ほぼ横並びではありますが、他の会社よりも少しずつ狭いスプレッド幅を提供してくれています
USDJPYについては、どの会社も差がなく
他の通貨ペアまで取引しようとすると少しずつ有利・不利が生じてくるようです
4.スプレッド提示率
スプレッド提示率については、「通常相場時」「異常相場時」の2つのシーンを比較します
なお、このスプレッド提示率ですが
「提示したスプレッドの95%以上が広告表示の最大値以下であること」
というのが、スプレッド広告表示に関する自主規制ルールで定められているそうです
SBI FXのHPにこのルールについても記載があったのでリンク貼っておきます
(こういうことをキチンと載せているのが非常に好感持てます)
通常相場時:
SBI FXはなんと100%の提示率
セントラル短信FXは、この期間について
「スプレッド広告表示値を安定して提示できた期間」
という説明があったので、そのまま載せていますが
この期間もコロナ相場の真っ只中だったのでは???
企業努力が伺えます
YJFXは直近の数値だとコロナ相場のものしか見つからなかったので
古いですが2015年の数値を載せています
全体としては、SBI FX以外は95%のルールを守り対応しており、
SBI FXの100%だけ飛び抜けていることが分かります
異常相場時:
続いて、異常相場時になると、差が開いてきます
DMM FXとみんなのFXはもっとも相場が動いたであろう3月上旬であっても
いずれの主要通貨ペアでも90%以上をキープ
特に、みんなのFXについては95%を上回っているのでこのまま広告表示できてしまうレベル
他の会社はやはり多くの通貨ペアで95%をキープできず
かなり提示率を下げてしまっていることが分かります
荒れた相場であってもスプレッドを安定させられるDMM FXとみんなのFXが
輝く結果となりました
特にみんなのFXの安定感がすごいです
5.約定力
約定力は、統一して比較可能な指標が見つかりませんでした
一部会社ではPRとして約定力の強さを掲載していましたが
同じ指標のほうが比較しやすいため、ここではカバー先の数で比較をします
(本当はシステム環境の強固さとかのほうが影響するのでしょうがやむをえず)
参考情報程度ですが、上記のような結果になりました
これも単純に数が多ければいいというものでもないのであくまで参考
定性評価ではありますが、
みんなのFXはHP上で自社の約定率の高さをアピールしていました
自身があるからこそのアピールなので、ひとつ参考となるでしょう
この調査も、スリッページが発生していないとは言っていないようなので他社と比較するときは数値の定義を確認したほうがよさそうです
6.比較結果
3つの観点から比較をしたところ、
1000通貨単位以下の取引であれば、迷わず「SBI FX」が良さそうです
ただ、それより大きな通貨単位になるとスプレッド幅が広がってしまい
魅力がなくなります
SBI FXはあくまで小規模な取引のエントリー層をターゲットとしているのでしょう
僕自身が利用する口座については、「みんなのFX」にしました
今後、(利益があがれば)取引ボリュームを大きくしていきたいことと
取引が大きくなるタイミングで口座開設や資金移動を行うことは煩わしいため
このタイミングから将来的に取引ボリュームを大きくすることを見越した
選択をすることにしました
そうすると「DMM FX」 vs 「みんなのFX」の一騎打ちになるのですが、
スプレッド幅、提示率の安定感のいずれをとっても
わずかながらみんなのFXに軍配があがりました
みんなのFXの口座開設ページ:
6.まとめ
口座を選ぶ際の「観点」として考慮すべきことを調査するのに
思ったより時間がかかりました
(もちろんその観点にもとづいて調査するのもですが)
小規模取引ならSBI FXの一強ということが分かったので
これがアドバイスできるようになったのも今回の収穫です
実際に取引するなかで発見される「観点」も見つかるかと思うので
その際にはまた見直ししてよりよい取引環境を作っていこうかと思います